福岡市 今日は 暖かい一日
三寒四温 暖かい日が続いて このまま暖かいのかな～と思えば
また真冬に逆戻りの日が・・・ でもこの繰り返しで 不思議と季節 移っていくのですね。
ＰＸシリーズの点検で気が付く事です。
一般的なスクーターの代表として ＧＴＳ250ｉｅ と マラグーティーファントム
車体の進行方向に対して 右側にセンターナットがあります。
タイヤの回転方向と センターナットの関係
みどり色の矢印 タイヤの回転方向
赤色の矢印 センターナットが閉まる方向です
タイヤの回転方向に対して センターナットは同じ方向＝常にナットが閉まる方向に回転力が加わる
続いて ＶＥＳＰＡ ＰＸシリーズ
車体の進行方向に対して 左側にセンターナット
タイヤのセンターは 黒いキャップが取り付けられています。
取り外すと 割りピンと銀色のキャップが タイヤ脱落防止の為取り付けられています。
緑の矢印は タイヤ回転方向
赤の矢印は センターナットが閉まる方向
構造上
タイヤの回転方向に対して センターナットは ゆるむ方向に 力が加わります。
割りピンとホイールのキャップがついているので タイヤが脱落する事は そうそう無いとは
思いますが、タイヤを取り付けている軸の溝（スプライン）を傷つけてしまいます。
排気量の大きくトルクがある 150や200 の方が緩んでいる事が多いです。
あと二人乗りをよくされる方
ナット自体も 国産車のような ゆるみ止め防止ナットではありませんので
必ず 定期的 規定トルクで増し締めが必要です。
緩んだまま走行すると もちろん危険なうえ 修理も 軸交換 ホイールドラム交換等 多大な出費となりますので
ここは定期的にプロの目で見せていただきたい箇所なので 宜しくお願い致します。
スクーターイタリアーノ福岡
工場長 田口
